2008年06月27日

昭和大学医学部附属看護専門学校を訪問

昭和大学病院.jpg
昭和大学病院(品川区)
 今日は、昭和大学医学部附属看護専門学校(東京都品川区旗の台)の現場訪問をさせていただいた。東急線・旗の台駅を降りるとすぐ目の前に、そびえるように建つ昭和大学病院が見える。附属看護専門学校は、この大学病院に隣接したところにある。
 もともと昭和大学は、昭和3年に昭和医学専門学校として設立され、昭和21年から昭和医科大学に、昭和39年から現在の昭和大学と改名され、今年で設立80周年を迎える。医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部からなる、歴史と伝統を誇る医系総合大学である。大学関連病院だけで9つを数え、申し上げるまでもないが、神奈川県内には藤が丘病院、横浜市北部病院と2ヶ所の病院があり、私たち神奈川県民も大変お世話になっている。
 今回訪問した医学部附属看護専門学校の前身は昭和6年に開設された昭和医学専門学校附属産婆看護婦講習所であるが、昭和39年、「昭和大学」の誕生と時を同じくして附属高等看護学校として新たに開学、昭和53年から現在の名称となった。定員は1学年100人、3学年で300人である。大学病院に隣接しているがゆえに、専従教員以外に医学部の現職教授も授業を随時担当する。学生にとっても、隣接する大学病院を初めとする多くの関連病院があり、医学部教授からの直接の指導を受けられるということは、将来看護師として最前線で働くことになるという強い動機付けにも繋がる。「教授には殆どボランティアに近い形で授業をしていただき、大変申し訳なく思っています」と、安齋賢次事務長は語るが、これも医学部の附属専門学校ならではの充実した教育環境であることを示していると言えよう。
 昭和大学医学部附属看護.jpg
 今日は、1年生のベッドメイキングの実習を見学させていただいた。患者さんに扮する学生をベッドに寝かせ、15分以内に二人一組でシーツの交換やベッド周りの掃除などをこなす。患者さんが寝たままで、患者さんに負担をかけぬようにシーツ交換する技術は、経験のない1年生にとってはとても難しそうであった。しかし、仲間同士のチームワークで皆生き生きと実習に取り組んでいた。患者さんの枕元にあるお守りをシーツ交換のときに意識的に大事にする姿勢なども、1年生の早い段階から患者さんに対して細かく神経を配ることを教えているということでもあり、素晴らしいことであると思った。
 専従教員の安定的な確保・定着の課題、高度化・専門化し、進展著しい医療現場に近い緊張感で教員と学生が学べるようにしていくことなど、いくつかの課題も上げられていた。しかし何よりも、建学以来受け継がれてきた「至誠一貫」の精神が、看護専門学校にも脈々と生きていることを強く感じる爽やかな現場訪問であった。将来、本当に患者さんの立場になり、病で肉体的にも精神的にも参っている患者さんを暖かく優しくケアする、素晴らしい看護師になって欲しいと強く願いながら現場を後にした。
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